千葉県使用のドメイン、第三者が7つ取得 過去のキャンペーンで使用、悪用は確認されず

熊谷俊人知事は2日の定例記者会見で、千葉県が過去にキャンペーンなどで使ったドメイン(ウェブサイトのアドレスの一部)について、「1日時点で、44の旧ドメインのうち第三者が利用しているのは七つ」と明らかにした。県が確認したところ、いずれも県の事業を装った不正サイトではなく、悪用はされていないという。
県報道広報課によると、ドメイン管理に関する国からの注意喚起を受け、県の権利期間が切れた44ドメイン(2018年度以降に取得)を調査。第三者の利用が分かった7ドメインは、既に県ホームページのリンクから削除した。
熊谷知事は「今後も調査を進める。ドメインの状況を継続的に注視し、(悪用などの)問題があれば注意喚起していく」と話した。
ドメインの第三者による取得を巡っては、千葉市が先月24日、過去に行った事業のドメインが第三者に取得されたと発表。同ドメインを使ったホームページは「市と全く無関係」と注意を呼びかけている。