J1昇格プレーオフ(PO)進出を目指すJ2ジェフ千葉は5日の第41節、アウェーで群馬(14時・正田醤油スタジアム群馬)と対戦する。3日時点で、暫定6位のジェフ(勝ち点64)が群馬に勝ち、4日にいわきと対戦する同7位山形(同61)が引き分けか負けでジェフのPO進出が確定する。進出すればシーズン6位だった2017年以来6年ぶり。09年以来15季ぶりのJ1復帰に向け、何が何でも勝つしかない。
◆小林監督「先制点が重要に」
J2千葉の小林慶行監督は3日、非公開での全体練習後、オンラインで取材に応じ、群馬戦に向けて「間違いなく先制点がすごく重要になる」と強調した。主な一問一答は次の通り。
-前節(10月29日いわき戦)の試合後、クラブハウスでサポーターにメッセージを届けたが。
「歩いてクラブハウスに戻った後、選手のバスを出迎えるサポーターの大声量のチャント(応援歌)が聞こえ、ベランダに出たら僕の名前の掛け声を繰り返したので、お礼を言った次第です。彼らが熱を感じさせてくれた」
-節目のリーグ戦40節までを振り返って。
「正直、今のタイミングでは振り返られない。本当に目の前の1試合というスタンスでやっている。この先何試合あろうと、次の試合が最後だろうと、同じテンションで、同じ気持ちで戦い続けている。ここまで長かったか、短かったかとかは先を見ていない分、分からない。もちろんいろんなことはあった」
-群馬の印象は。
「GKを含めてビルドアップ(攻撃の組み立て)に特徴があるチーム。守備は自陣でのブロックがメイン。ボールを持たれることを全く嫌がらない。守るべきことがしっかり、はっきりと共有されている。我慢比べのゲームになるし、間違いなく先制点がすごく重要になると感じる」
-前回3月に対戦した時は2-2だったが。試合のポイントは。
「自分たちがずっと目指しているサッカーができるかが鍵になる。あのブロックを崩して点を取るのは相当難しい。ボールを奪った瞬間、どんなプレーができるかが重要。テンポだとか、横のスペースをつかえるか、ランニングでアクションを起こすことで、相手の幅を広げていく作業は間違いなく必要となる。精度の高いミドルシュートを意識的に打っていけるかとかも大事になる」
-アウェーでの試合となるが、チケットの売り上げから多くのジェフサポーターが駆けつけるようだし、千葉市でもパブリックビューイング(PV)を行う予定だが。
「間違いなく大きな力になる。PVの環境も整えてくれ、そこから大きなパワーを(試合会場に)送ってくれる。パワーを受け止めて、躍動できるように戦いたい」