子犬と飛行機を利用した女性が降ろされる事態に 吠えたことを理由に…

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子犬を連れて自宅へ帰るためにサウスウエスト航空に搭乗した女性が、飛行機を降ろされた。乗務員が子犬が吠えることを理由に、女性に降機するよう指示したという。『USA TODAY』が報道した。

スーザンさんという女性が、生まれて8ヶ月の子犬を引き取り、カリフォルニアに戻るためサウスウエスト航空を利用した。
子犬をメッシュ付きのキャリーケースに入れて搭乗口に並んでいたところ、乗務員がチケットを確認する際に子犬が吠えたため、スーザンさんは「これ以上犬が吠えたら乗車できないかもしれませんよ」と注意を受けてしまった。スーザンさんが慌てて撫でると、子犬はすぐにおとなしくなったという。
この様子を、スーザンさんの近くに並んでいたサラ・プライスさん夫妻が見ていた。さらに搭乗すると、偶然にも同じ並びに座ったそうだ。

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スーザンさんが座席に着き、キャリーケースに手を入れて子犬を撫でていると、乗務員が「キャリーのファスナーを閉めて座席の下に置いてください」と注意に来た。
スーザンさんは「まだ搭乗中なので子犬を落ち着かせていた」と説明すると、乗務員は「今すぐ」と強い口調で指示したという。
また別の乗務員は「ここで問題は起こりませんよねえ」と、念を押すようにスーザンさんに聞いたそうだ。スーザンさんは「起こりません」と答え、キャリーケースを座席下に置くと飛行機が動きだした。
子犬はびっくりしたのか小さな声で吠えたため、スーザンさんがなだめようと体をかがめてキャリーケースの上から子犬を撫でた。すると乗務員たちが前方に集まり始め、飛行機がゲートの方にUターンしだしたのだという。

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飛行機がゲートに戻ると、乗務員はスーザンさんに降機するよう告げた。スーザンさんはこの様子を動画に撮ってほしいと、隣にいたサラさんの夫に頼んだ。
サラさん夫妻は撮影しながら、「元気だしてね」と降機するスーザンさんを励ましたそうだ。
スーザンさんは荷物をまとめ、「もう二度とサウスウエスト航空には乗りません」と言い怒りをあらわに。撮影していたサラさん夫妻も納得がいかず、「君たちは恥を知るべきだ」とコメントした。
このような反発が乗務員の反感を買ったのか、サラさん夫妻も態度が問題として、飛行機を降ろされることになってしまった。

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この出来事に対し、サウスウエスト航空の広報担当者が「動画の存在は承知しており、最初の報告では、顧客が当社の方針に従わなかったと聞いている」という声明を出した。
また乗務員の指示を繰り返し拒否したため、降機させる決定になったという主旨の説明もなされている。
なお、この後に改めて顧客サービス担当者よりサラさん夫妻に対しては謝罪があったそうで、片道航空券の払い戻しの申し出があったという。