子供を監督しない親に追加料金? レストランの「大人サーチャージ」が物議

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アメリカのあるレストランを訪れた子連れ客が、会計時に「大人サーチャージ」を請求されて、物議を醸している。『USA Today』『Atlanta News First』などが報じた。

10月初旬、フロリダ州在住の女性(36)は、夫と子供とともにジョージア州へ旅行に出かけた。女性の友人家族4組も一緒で、大人10人、子供11人(3~11)の総勢21人が集まるグループ旅行だった。
その旅行中、一行は川沿いのレストランを訪れた。それぞれテーブル席に着席後、女性がメニューを手に取ったところ、「大人サーチャージ:子供を監督できない親には追加料金が発生します」と書かれていた。
店内で子供らの振る舞いを心配していた女性だったが、とりわけ騒ぐ子もおらず、みんなが行儀よく食事をしていたという。

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しかしレストランのオーナーである男性は、「行儀よく」とは感じていなかったようだ。デザートを食べ終わり数組の家族が子供を連れて外の川へ向かった時に、オーナーが女性のテーブルにやって来た。
するとメニューを開いて件の文言を指さしながら、「お客様には大人サーチャージ7,500円が追加で発生します。当店はテーブル会計となりまして、サーチャージもテーブルごとに発生します」などと告げたという。
女性がその理由を尋ねると、「子供たちがうるさかったから」と説明された。

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しかし納得のいかない女性が「子供たちは終始静かでした」と反論したため、オーナーとちょっとした言い合いになったようだ。結局支払ったのかは不明だが、後日になって女性の夫がGoogleレビューに星1つの低評価をつけたという。
オーナーは「当店では新型コロナ流行時から大人サーチャージを導入しており、強制しているわけではありません」「このサーチャージは子供が悪いのでなく、子供を監督しない親に科すものです」などと、『Atlanta News First』に話している。

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このニュースが報道されると、ネット上では「これはやり過ぎ。子供が騒ぐのは仕方ない。親になれば分かる」「金額が具体的に書かれていないのは良くない。すべてが曖昧」「うるさい基準もオーナー次第。中途半端でわかりにくい」など、否定的な声があがった。
その一方で、「11人も子供が集まれば静かなわけない」「レストランのルール。ちゃんと払うべき」「親に罰金だからOK。むしろ素晴らしいポリシー。注意しない親が悪い」など、レストランを擁護する声も集まった。