ベビーカレンダーは11月1日、「2023年 赤ちゃんの名前ランキング」を発表した。調査は、1月1日～10月1日に同社サービスを利用した子ども8万7,544 名(男の子4万4,716名、女の子4万2,828名)を対象に、インターネットで行われた。
2023年に多かった名前は、男の子は1位「蓮」、2位「陽翔」、3位「碧」、女の子は1位「陽葵」、2位「凛」、3位「翠」という結果に。今年の傾向として、グローバルで発音のしやすい一文字の名前が男女ともに増加傾向にあり、男の子はTOP10のうち6つ、女の子はTOP3のうち2つが一文字の名前となった。
また、日本の古き良き自然の美しさがイメージできるような名前“ネイチャーネーム”の人気も高まっており、女の子では、「翠(主なよみ:すい、みどり)」が一昨年の55位、去年19位から3位に。男の子では「凪(同なぎ、なぎさ)」が昨年13位から8位へとランクアップ。ほかにも「樹(同いつき、たつき、じゅり)」や「暖(同だん)」、「杏(同あんず)」などが上位にランクインした。
男の子の名前よみランキングでは、1位「はると」、2位「みなと」、3位「りく」、4位「あおと」、5位「ゆいと」という結果に。また、10位に「ゆうと」がランクインするなど、今年もまだまだ「と」止めネームの人気が高いよう。
一方、女の子は、1位「えま」、2位「つむぎ」、3位「さな」、4位「美緒」、5位「めい」となり、TOP10のうち“2音ネーム”が7つランクインした。
男の子の名前に使用された漢字ランキングでは、1位「翔」、2位「陽」、3位「斗」という結果に。また、大らかでたくましい様子の「大」、ありのままを意味する「真」、豊かさや大きさを表す「太」など、壮大さや真っ直ぐさをイメージさせる漢字が上位に。
一方、女の子の名前に使用された漢字ランキングでは、1位「結」、2位「愛」、3位「莉」という結果に。また、草花を表す「莉」が3位、「花」が4位、「菜」が5位と続き、人と人とのつながりや絆をイメージする「結」「愛」がTOP2を独占したことから、女の子にはみんなに愛される人や人との絆を大切にしてほしいという思いが感じられる結果となった。