里山彩る光の曲線 鴨川・大山千枚田

農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選ばれている鴨川市の大山千枚田で、稲を収穫後の棚田をライトアップして彩るイベント「棚田のあかり」が始まった。里山の原風景に淡い光の曲線が浮かび上がり、訪れた人々を和ませている。
棚田には約1万本のLEDを設置。日没後の時間帯に橙(だいだい)、青、緑、紫の順に少しずつ切り替わり、15分ごとに異なる光景が楽しめる。大山千枚田を生かして観光振興を図ろうと毎年開催。今年は10月下旬にスタートした。今月5日までの3連休にスマートフォンやカメラを手に多くの家族連れが訪れて「すごい」「いい景色」と淡い光のショーを楽しんだ。
来年1月8日まで。観覧無料。点灯は期間中毎日で、午後5~8時ごろ(日没後、多少の変動あり)。週末は混雑が予想されるため、午後7時以降がお勧めという。問い合わせはNPO法人大山千枚田保存会(電話)04(7099)9050。