米坂線の車輪整備 雪が降る前の車輪の凹凸をなくす作業 車輪は陸路で運ばれる【新潟】

新潟と山形を走る米坂線の車輪の整備が8日新潟市で行われました。その車輪は、去年8月の豪雨で一部区間の運休が続いているため、今回は陸路で運ばれてきました。

【JR東日本新潟支社 鉄道事業部 浅田洋輔 マネージャー】
「本来であれば自分で走行して車輪転削できるんですけど、米坂線は線路つながっていないので、台車だけを外すっていうことをやらなければならない」

11月2日、山形県の今泉駅で吊り上げられていたのは、米坂線の車両。整備を行う車輪の取り外し作業が行われていました。

本来であれば車両ごと整備を行う新潟市東区の新潟車両センターに運びますが、去年8月の豪雨により一部区間で運休が続いているため、車輪部分をのみを取り外し陸路で運ぶことに。

そして11月8日…新潟車両センターで摩耗した車輪を削り、凹凸をなくす作業が行われました。

新潟・山形のように雪の降る地域では、冬場の車輪の摩耗が大きくなる傾向にあるため、定期的なメンテナンスが欠かせないと言います。

【JR東日本新潟支社 鉄道事業部 浅田洋輔 マネージャー】
「摩耗していくと(車輪の)形状が崩れていきまして、乗り心地が悪くなったり本当にひどく、最悪の場合は脱線するというところで、車輪の形状を管理するということが大事になってくる」

8日に整備された車輪部分は、11月中にトラックで今泉駅に輸送される予定です。