冬の訪れを前に、新潟県佐渡市の牧場で放牧されていた牛たちが、8日それぞれの農家のもとに帰りました。
佐渡市の北端に位置し、海を一望できる関岬放牧場。
約60ヘクタールあるこの放牧場では、地区の農家が育てる牛を運動不足やストレス解消を目的に、半年間放牧していて、今年は多い月で30頭ほど飼育していました。
潮風の影響で、ミネラルを多く含んだ牧草を食べて過ごした牛たち。
今年は天候の良い日が続いたことから、例年よりも長く放牧を行うことができ、例年以上に元気に育っているということです。
【関岬放牧組合 石塚順一 組合長】
「ことしは天候が良かったので、牛がまるまる太っていることが何よりいいことだと思って喜んでいる」
放牧場は寒さの厳しい冬を前に閉じられ、牛たちはそれぞの農家のもとに戻っていきました。