500万円で買ったバイクが届かない男性も…警察に被害相談が相次ぐバイク店の経営者逮捕 銀行の融資詐取か

今年2月、ウソの確定申告書などを提出して銀行から5600万円の融資をだまし取ったとして、名古屋市港区のバイクショップの経営者で、37歳の男が逮捕されました。 今年8月、名古屋市港区のバイクショップに貼られた営業再開の「延期」を知らせる張り紙。9日、この店の経営者がおよそ5600万円をだまし取ったとして逮捕されました。
逮捕されたのはアサダモーターサイクルの経営者、朝田理容疑者(37)です。今年2月、ウソの確定申告書などを提出して銀行から5600万円の融資をだまし取ったとして9日、逮捕されました。認否は明らかにされていません。
ホームページ上で、プレミア価格の付くビンテージバイクの販売などを謳う朝田容疑者の店。 しかしそのバイクを巡り、全国のライダーたちから怒りを買っていました。
納車されない男性:「お金を振り込んで、バイクが来ていないので購入には至っていないんです。400万円」 朝田容疑者の店に関しては、今年5月中旬から「買ったバイクが届かない」といった相談が警察に相次いでいます。 500万円で購入したバイクが、1年半以上納車されていないという男性もいました。納車されない別の男性:「悔しいが一番大きいですよね。腹立たしさもありますし。脱力感というんですか、呆れもありますし」
愛知県警に寄せられた同様の被害相談は全国から90件ほどで、被害総額はおよそ3億4500万円に上るといいます。
バイクショップは自転車操業の状態で、朝田容疑者が借金の返済などに充てていたとみて、警察が経緯を聞いています。