ニシキゴイ中国への輸出停止 検疫施設の許可更新されず 発祥の地・新潟「再開働きかける」

新潟県内の輸出額の多くを占める錦鯉について、日本から中国への輸出が停止したことを受けて、花角知事は再開に向けて国に働きかけていく考えを示しました。

新潟県内が発祥とされる錦鯉は、近年海外からの人気が高く、昨年度の県内における輸出額は32億円を超え過去最高になるとともに、農林水産物の輸出額全体のおよそ66%を占めています。

こうした中、錦鯉の検疫を行う県内の施設に対する許可を中国側が更新せず、先月末で許可が失効し、中国への錦鯉の輸出が今月から停止されたことがわかりました。

花角知事は9日の会見で、許可が更新されなかった理由は「わからない」とした上で…

【花角知事】
「大変大事なマーケットではありますので、どういう対策がとれるか。もちろん県の農林水産部のほうでも今一緒になって対応を検討していると思う」

このように話し、今後も中国に許可を求めるよう国へ働きかける考えを示しました。