名古屋城の石垣から作業員が転落 大ケガも現場監督らが約2時間放置 受注していた造園会社を市が指名停止に

今年7月、名古屋城で石垣の除草をしていた男性作業員が転落し大ケガをしたにも関わらず、現場監督らが放置していたことがわかりました。

名古屋市によりますと、今年7月、男性作業員(61)が名古屋城の高さ7mの石垣に除草作業のためのはしごを立てようとした際、足を滑らせて転落しました。

男性は右足や胸の骨を折る大ケガをしましたが、周囲にいた現場監督と作業員2人は救急搬送を要請せず、約2時間にわたり放置していたということです。

作業を受注していた「高村造園」の下請け業者が現場を監督していたということで、高村造園は取材に対し「行政の指導を受け、適切に終了している」とコメントしています。

名古屋市は適切な安全管理を怠ったとして、高村造園を10月27日から2週間の指名停止処分としました。