2021年の東京五輪で初めて実施された空手の男子形で金メダルを獲得した喜友名諒さん(32)=劉衛流龍鳳会=が現役を引退したと、全日本空手道連盟が16日、発表した。競技からは退き、今後は武道家として修行や後進の指導に力を注ぐとみられる。
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21年11月に世界選手権で優勝した後は個人戦に出場しなくなり、昨年12月20日のアジア選手権は団体形に金城新さん、上村拓也さん=いずれも劉衛流龍鳳会=と出場し、6連覇を飾った。
アジア選手権後の帰国会見では「(現役を続けるか)周囲と相談して決めたい」と述べていた。金城さん、上村さんも現役引退を決め、3人は3月17日に県内で引退会見を開く予定。
特設サイト空手形喜友名諒 頂への道 | 沖縄タイムス特設サイト集沖縄発祥の空手が、東京オリンピックで初めて正式種目に採用。形男子では沖縄県出身の喜友名諒選手が金メダルに最も近いと・・・www.special.okinawatimes.co.jp