女性を尾行し性的暴行加えた男が実刑判決 人相が変わるほど殴り…

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女性の人相が変わるほど激しく殴り、性的暴行を加えた男。事件発生から判決が出るまでの概要を、『AsiaOne』など海外のメディアが伝えている。

2019年5月4日の夜、シンガポールの大学に通う女性(23)が電車を乗り違え、目的地ではない駅で下車するはめになった。
「バスに乗り直せばいい」と考え停留所で待つことにした女性は、恋人に電話をかけたが、どういうわけか恋人ともめ口論に。他の客も複数いたため女性はいたたまれなくなり、次のバス停まで歩いて移動することにした。
しかし口論はヒートアップするばかり。言い争いながら歩いていたため周囲に注意を払うことはなく、外国人の男に後をつけられていることに気づいていなかった。

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そんな女性に男は近寄り、「大丈夫ですか」と声をかけた。女性は「大丈夫です。そっとしておいてください」と答えたが、男は女性のすぐ後ろを歩き、離れようとしない。
不安になった女性はタクシーを拾うことも考えたが、ひとけはなくタクシーを見つけることもできなかった。
女性はたまらず逃げ出したが、男はすぐに追いつき女性の顔面を殴打。女性の悲鳴に続き電話が切れたため、恋人は女性の友人に連絡し、警察に通報してもらうことにした。

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男は女性のメガネが吹っ飛んでも容赦なく殴りつけ、無理やり森に連れ込んで性的暴行を加えた。その後は女性が持っていた水筒を奪って水を飲み、残った水を女性の下半身に浴びせてその場から立ち去った。
女性はその後、恋人と電話で話し、男に襲われたことを告白。それから広い通りまで歩き午前2時5分に警察に保護されたが、関係者が見てもすぐには誰か分からないほど、顔が腫れ上がっていたという。

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警察はただちに捜査を開始し、犯行現場近くにあった監視カメラの映像を入念にチェック。事件発生の翌日にインド国籍の清掃員(26)を逮捕した。
高裁はこのほど男に禁固16年とむち打ち12回の刑を言い渡したが、「判決が甘すぎる」と考えた人も多かったようだ。
被害を受けた女性は今も家で泣くことが多く、家族や友達との付き合いも避け続けているとのこと。「恥ずかしい」という思いもあって両親にさえ被害を打ち明けることができず、カウンセリングにも行かずひとりで苦しんできたと明かしている。