立憲民主党は10日、国会内で旧統一教会に関するヒアリングを行い、文化庁ら官僚約30人が出席した。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長が、7日に記者会見を行ったことを受け、全国統一教会被害対策弁護団の阿部克臣弁護士は「謝罪の気持ちがない会見だった。財産保全が必要だ」と総括した。政府に対しては「法律のどの部分が足りず、改正が必要か検討してほしい」との考えを示した。
ヒアリングにリモートで参加した、二世信者被害者Aさんは「(田中会長が発言した)『(被害者に)真摯(しんし)に対応した』という発言は全くのウソ。謝罪することはこれっぽっちも考えていない」と述べ「被害者全員が救済される法整備をして欲しい」と訴えた。
立憲民主党・西村智奈美氏は「おわびはするけど謝罪はしないと言葉遊びになったり。真摯(しんし)な反省がないんだと思った」と教団側の会見を振り返った。「やはり財産保全の法律がないといけない。供託金100億ということは財産は他にもたくさんあるということ」と指摘した。