飲食店で商品のテイクアウトをした際、気を遣うのが飲み物です。
自転車や車で運ぶ途中、カップが傾いたり、振動で跳ねたりすると、フタから中身がこぼれて周囲が汚れてしまうことも。
そんな悩ましい問題を解消してくれる、あるフタが注目を集めています。
ある日、ハンバーガーチェーン店の『バーガーキング』を初めて訪れた、なちゅ。(@itacchiku)さん。
『バーガーキングの素人』のため、ハンバーガーの大きさだけでなく、飲み物にも驚いたといいます。
「この世のすべてのファストフード店に、採用してほしいと思った」
そんなコメントとともに、X(Twitter)に投稿したのは、飲み物のフタの写真でした。
ファストフード店でよく見る、飲み物用のプラスチックのフタは、カップにはめて使用しますよね。
※写真はイメージ
しかし、『バーガーキング』がテイクアウトの飲み物を用意した時、使っていたのは別のタイプのフタでした。
多くの人から「便利」との声が上がったフタをご覧ください!
コップの口に、フィルムがピッタリと張り付いています。
これなら多少の衝撃で、中身が飛び出ることはないでしょう。
自転車で持ち帰ると、道路のガタガタした部分に差し掛かった際、カゴに入れた飲み物が跳ねて袋の中がビシャビシャになるため、セットを頼まなくなっていた投稿者さん。
持ち帰りが楽になる構造に、「このフタなら気兼ねなくセットを頼めるぞ~」と喜びのコメントをしていました。
バーガーキングPR事務局に問い合わせたところ、『バーガーキング』社内では、このフタのことを『シーラー』と呼んでいるとのこと。
2021年3月より導入を開始しており、テイクアウトとデリバリーに使用されいるそうです。
気になるフタの小さな穴は、炭酸ガスによる膨張を防ぐ空気穴。
炭酸飲料に限らず、フィルムを貼ってドリンクを提供する際は、空気穴を開けているといいます。
とても小さな穴なので、「コップを完全に倒す」などの事態を避ければ、基本的に問題はなさそうですね。
飲み物がこぼれる問題に悩んでいた人たちから、密着させるフタに対して称賛の声が続出しました。
・間違いなく便利。
・別の飲食店で、ドライブスルーの際に飲み物をぶちまけた思い出。このフタだったら大丈夫だったんだろうな。
・台湾などのアジア圏では、このタイプのフタをよく見ます!持ち運びに便利で好き。
・タピオカドリンクのフタと同じ感じですね。確かに、もっと広まってほしい。
・はめるタイプのフタは、たまにしっかりと閉まっていなくて、飲み物がこぼれることがあるんだよね。
フィルムのフタが好評な件について、『バーガーキング』は次のように喜びの気持ちを述べています。
多くのお客様からいい反響をいただき、大変嬉しく思っております。
今後も引き続き『バーガーキング』店内はもちろん、テイクアウトやデリバリーでも、直火焼きの100%ビーフパティを使用した本格バーガーをお楽しみいただければ幸いです。
フタにストローを刺す時、多少力が必要ですが、メリットがあるフィルムのフタ。
望む人が多ければ、日本で同様のフタを採用するところが増えていくかもしれません!
[文・構成/grape編集部]