刺身包丁で胸を刺し家に灯油をまいて火を放ち…嘱託殺人・放火事件で無職の男(64)に懲役6年判決

今年2月、愛知県愛西市で、事実婚関係にあった女性の依頼を受けて殺害し、自宅に放火するなどした罪に問われた男に、懲役6年の判決です。
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判決などによりますと、住居不定・無職の小塚勝也被告(64)は今年2月、当時住んでいた愛西市の住宅で、事実婚関係にあった植手敬子さん(当時54)から頼まれて、刺身包丁で胸を刺して殺害したあと、家に灯油をまいて火を放ち、すでに死亡していた植手さんの母親の純子さん(当時83)の遺体を損壊するなどした罪に問われています。
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これまでの裁判で、小塚被告は起訴内容を認めていて、検察側は「計画的で非常に危険な犯行」などとして、懲役7年を求刑、一方、弁護側は情状酌量を求めていました。
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10日の判決公判で、名古屋地裁の久禮博一裁判長は「貧困を解決するための手段を模索したことすらうかがわれず、人命を軽視する短絡的な判断には、強い非難が向けられる」として、懲役6年を言い渡しました。