「本当に強いのか証明しろ」と煽られた武井壮 返しに「考え方が好き」「自分も見習いたい」

身体能力の高さと、たくましさから、『百獣の王』と称されるタレントの武井壮さん。
バラエティ番組でトークを展開するほか、時には俳優としてテレビドラマに出演している武井さんですが、元はスポーツ選手でした。
陸上競技や十種競技で活躍し、優秀な成績を収めた後に、バラエティ番組でタレントとしてブレイク…という、一風変わった経歴の持ち主といえるでしょう。
スポーツ選手がタレントに転身することは、今や珍しくありません。とはいえ、まったく異なる業界に足を踏み入れるのは、勇気を要する行動です。
それが、厳しい芸能界であれば尚更。自分よりも芸歴の長い、多くの芸能人を相手に仕事を取るのが、容易ではないことは誰でも想像できます。
2023年11月10日、武井さんは芸能界入りを決意した理由について、X(Twitter)で明かしました。
格闘家と戦って格闘技で負けることなんて怖くも恥ずかしくも無い
『積んでないもの』で負けることなんて当たり前だろ将棋のプロに将棋で負けるのを怖がる馬鹿はいないだろ?
格闘技好きな一部の人たちはすぐ強さを、格闘技で示せ、びびってんのか?と煽るけど、意味がない
強さを競う尺度が違うし、殴り合うことだけが特別じゃない
長い距離を走り切るための覚悟も、重い球を放り投げるための体を作る覚悟も、美しく舞うための修練に向けた覚悟も、等しく強い
喧嘩なんかしたら勝ったりもするし負けたりもするに決まってる
自分より弱いやつとやり続ければ負けなしだわな
そんな争いがしたい訳じゃなく
自分の貴重な人生の時間を使って楽しみたい場所や舞台に向けてひたすら能力や知識を『積んで』競い合いたい
できれば沢山の人に楽しんでもらえれば嬉しい
だから芸能界へ進んで、エンターテイメントやスポーツをたくさん見てもらうための自分を積んだ
オレは何でも屋で総合点で勝負する十種競技の選手で、今もいろんなスポーツや芸能界の仕事をなんでもこなす総合得点で勝負してんのさ
@sosotakei ーより引用
投稿の最後には、「人生の総合点で勝負したい奴は、かかってこーい!」という力強いひと言が。
これまで、スポーツ選手として数々の『戦い』を乗り越えてきた武井さん。もちろん、時には敗北することもあったでしょう。
そういった厳しい戦いや負けを乗り越えて、あえて芸能界という新たな戦いの場に踏み出すことにしたのだとか。
自分が全力で戦うだけでなく、その姿をたくさんの人に見てもらい、笑顔になってもらいたい…そんな強い想いが、文章からは伝わってきます。
昨今、「格闘技イベント『BreakingDown』に出て、口だけではなく本当に強いのかを証明しろ」といった声が寄せられたことも受けてのコメントなのかもしれません。
きっと武井さんにとって、スポーツ界は『ただ自分の強さを示す場所』ではなく、芸能界と同じく『楽しみながら競う場』という認識なのでしょう。
『百獣の王』らしい、強さとガッツに満ちた想いに、多くの人から反響が上がっています。
・単に舞台が違うだけってことか。この考え方、好きだなあ。
・本当にそう。スポーツや格闘技は、ただ自分の強さを示すだけの場所じゃない。
・煽りに乗らないのも、一種の『強さ』だと思います。大人の対応で素晴らしい。
武井さんの戦いは、まだまだ終わる日が来ません。
今後も、芸能界という競技場で、素敵なパフォーマンスを見せてくれるはずです!
[文・構成/grape編集部]