悪性脳腫瘍患う女子高校生が病院でダンスパーティ満喫 職員らの厚意で実現

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脳に悪性の腫瘍ができたことが分かり、大手術を受けた女子高校生。頑張る彼女を励ましたいと考えた病院職員たちの行動について、『Fox News』などアメリカのメディアが伝えている。

アメリカ・オハイオ州で暮らすミーガン・クラフティさん(17)が体調を崩し、何度もてんかん発作を繰り返すようになった。そのため5月に病院に行き検査を受けたところ、「脳にゴルフボール大の悪性腫瘍ができている」と宣告された。
手術を受け腫瘍の70%を切除したが、そのせいで左半身にやや麻痺が残ったため、リハビリを受けられる施設に転院。その後ずいぶん回復したものの、ずっと楽しみにしていた高校のダンスパーティには参加できそうもなかった。

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ミーガンさんの母親は看護師たちに事情を説明し、「せめて娘の恋人を病室に招いてあげたい」「ふたりにディナーを楽しませてやりたい」と伝えた。
すると病院側は、施設内のジムをダンスパーティの会場として使用することを決定。「クリスマスが好き」というミーガンさんのためテーマはクリスマスに決め、緑や赤の美しい飾りで演出した。
そしてパーティの当日、ミーガンさんの恋人も病院を訪問。素晴らしい会場を見て感極まったというミーガンさんは、恋人と家族、同じ病院で頑張る患者たちも交えてパーティを楽しんだ。

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ミーガンさんのリハビリを支えてきた職員の一人がメディアの取材に応じ、「(重病を患う)子供たちはとても大変な思いをしているのです」「せめて自分たちにできることはないか。私たちは常にそう考えながら行動しています」と話した。
「つらい入院生活だが、少しでも楽しんでもらいたい」と考える職員たちは今回のパーティ成功を喜び、今後は毎年若い患者のために同じようなイベントを開催する予定だという。

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グレード4の神経膠腫ができているミーガンさんは、今後しばらくのあいだ放射線療法を受けるとのこと。これからの治療方針そのものについては、術後の病理結果を待って決めるという。
楽観できない状況ではあるが、ミーガンさんは常に前向きだ。今後は大学進学も予定しており、薬剤師になる夢を叶えるべく勉強に励むつもりだという。