フェア開催中なのに…「秋服が売れない」 一気にやって来た“冬の寒さ” 1週間前は“夏日”で半袖の人も

11月に入っても25℃を超える夏日を観測していた新潟県内。秋を通り越すように一気にやってきた冬の寒さに、街の人から戸惑う声が聞かれたのが服装選びです。洋服店では秋服が売れない事態に陥っています。

半袖のTシャツ姿で歩く人の姿。これはつい10日前の光景です。11月に入っても25℃を超える夏日を観測していた県内。それが13日は…

【記者リポート】
「しばらく外にいると、手がかじかんでくる寒さです。街ゆく人を見てみると、厚手のコートにマフラーなど冬の装いです」

秋を通り越すように一気にやってきた冬の寒さ。街の人から多く聞かれたのが服装選びの難しさです。

【街の人】
「迷う。一回外に出て、確認して選んでいる感じ」

急いで冬服を出してきたという人も。

【街の人】
「スキーウェアを羽織る形で、冬仕様。秋がなかった感じ」

こうした中、影響を受けているのが…

【記者リポート】
「こちらの婦人服店、この時期はオータムフェアということで本来、秋服をおしていますが、今年はお客さんの反応が少し違うようです」

新潟市中央区に店を構えて、約70年となる婦人服店。秋服のフェアを開催し、常連客などに案内を出しているといいますが…

【ササシン 笹川早苗さん】
「ほぼ秋物は…羽織るブラウスなどあまりでなくて、反応がなかったというか、来店も少なかった」

最近まで気温が高い日が多かった中、一気に寒くなったことで多くの秋服が売れずに残り、今はすでに需要が冬服に移っているといいます。

【ササシン 笹川早苗さん】
「急に寒くなったものだから、何を着ればいいか分からないという話が多い。相談に来られて、あれやこれやと見て、今だと、もうコート(を選ぶ)。こういう極端な経験は今までなかった」

14日以降、1週間は平年並みか平年より高い気温となる見込みの県内。極端に気温が変化する中、服装選びとともに体調管理にも十分な注意が必要です。