羽田空港が大変貌?「新たな国際線エリア」整備を検討 2つの巨大ターミナルがつながる!

「首都高の真上」に空港ターミナルを整備するそう。
羽田空港の国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデングは、将来的に第1ターミナルと第2ターミナルを接続し、新たな国際線エリアを整備する検討を進めていることを明らかにしました。同社は2023年11月10日(金)に公表した統合報告書の中で、構想の概要や完成イメージを示しました。
羽田空港が大変貌?「新たな国際線エリア」整備を検討 2つの巨…の画像はこちら >>羽田空港を離陸するJAL機(乗りものニュース編集部撮影)。
羽田空港には現在、第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナルがあり、各ターミナルは連絡バスで結ばれています。国際線は主に第3ターミナルを使用しますが、ANA(全日空)便の一部が第2ターミナル内に整備された国際線施設にも発着します。 国土交通省・航空局は2023年度予算で、首都高湾岸線の上部に人工地盤を整備し、ターミナルを拡張する構想を盛り込んでいました。国交省の動きを踏まえ、空港機能施設事業者である日本空港ビルデングも検討に着手したことになります。
人工地盤の整備が想定されているのは、第1・第2ターミナルと整備地区に挟まれた誘導路の北側付近です。首都高の真上に人工地盤を設け、第1・第2ターミナルを接続する形でターミナルビルを拡張することが想定されており、拡張部分が新たな国際線エリアとなる見込みです。 この構想が実現すれば、国内線と国際線の乗り継ぎ利便性が大幅に向上するほか、第3ターミナルの混雑緩和にもつながりそうです。日本空港ビルデングは、旅客需要の動向を注視しながら検討を進めていくとしています。