冬に青くなるだと…!? 神秘的すぎる「異次元のイチョウ」がネットで話題

黄緑色から山吹色に変化した色合いが、何とも美しいイチョウの葉。紅葉の見頃はとっくに過ぎたが、今ツイッターではなんとも幻想的な“冬の”イチョウ写真がユーザーの心を奪っている。
【話題の画像】これって本物なの…!?冬に「青葉」するイチョウとは一体…
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「冬に「青葉」する神秘的なイチョウの葉」とコメントを添え、幻想的なイチョウの葉の画像を投稿したのは、ツイッターユーザーの「かげのこ 花の写真家」さん。
もちろん、このイチョウは本物ではなくレタッチして創作したもの。しかしながら、本物と見紛うほどの自然さで、青色や紺色、水色、紫色など、様々な青系の色合いが繊細に混じり合っている。
また、イチョウの葉が連なり合うボリューム感も美しい。影になっているイチョウから生まれている立体感や、窓の光のような灯りから感じる雰囲気なども効果的となっており、一枚の絵画のようなクオリティになっている。
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青く美しいイチョウの写真に心奪われたツイッターユーザーは数多く、ネットでは「本当に神秘的ですね」「青色も幻想的でいいですね」「麗しすぎて、言葉にできません」と反響が上がっている。
また、「これはそういう品種なんですか?」と本物と信じてしまうコメントや、「自然な雰囲気でレタッチされているので違和感なくかげのこさんの世界に浸れます~」「かげのこさんのセンス、大好きです」とかげのこさん自身の持つ芸術的センスに惚れ惚れするコメントも多かった。
記者は、そんな素敵な画像を創作した投稿者・かげのこさんを取材した。
もともと幻想的な世界観のある作品を創り出すことが好きなかげのこさん。今回イチョウを捜索の題材に選んだのも、イチョウの葉をテーマに幻想世界を創り出せないかと思ったのがきっかけだという。
「私が幻想世界を創作する時、メインの色として一番の候補となるのが『青色』なんです。感覚的なものになりますが、植物を青色にレタッチすると『寂しさ』や『儚さ』『孤独感』という印象を感じると同時に、独特の美しさが滲み出てきます。マイナスの印象を受ける一方で不思議と美しさを感じてしまう魅力が青色にはあります」。
こう語るかげのこさんにとって、このなんとも言えない青色のギャップが、幻想世界のイメージにぴったりなのだという。
「幻想的な世界観を追い求めながらも、質感を損なったり色が破綻したりしないようなレタッチを意識することでリアリティを追求してます」(かげのこさん)。
作品を制作する際、最もこだわるのは「色の調整」。「いつもかなり細かにこだわっています。全体のバランスを見ながら、『色相』『彩度』『輝度』を調整します」という。
幻想的で神秘的な作品を 創作するようになったきっかけは、旅先で「花の美しさ」に心奪われるようになってから。「『どうやったらこの美しさをうまく切り取ることができるか』と花の写真を無我夢中で撮り続ける日々になっていました」(かげのこさん)。
そしてもっと花の美しさを表現する方法はないかと考えるうちに、「花の魅力をいろんな形で表現したい」と創作するようになっていったという。そんなかげのこさんは「日常の中で感じる『これ、いいな。』という気持ちを大事にしている」と語る。
自らの美意識に触れたものを、幻想的で神秘的な作品へと高めていくかげのこさん。独自の世界観を追求し続けるこのアーティストの作品に、これからも目が離せない。
冬に「青葉」する神秘的なイチョウの葉 pic.twitter.com/fBLkja4htR
かげのこ.*花の写真家 (@kagenoko3n) December 22, 2022
(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)