神田前財務副大臣「議員辞職は考えていない」繰り返しの税金滞納が発覚し事実上更迭 会合で談笑する様子も

税金の滞納を繰り返していた神田憲次前財務副大臣は14日、改めて取材に応じ、議員辞職をするつもりはないと明らかにしました。

神田憲次衆院議員:
「私自身がご迷惑をおかけしたことですので、辞任については本当に先ほど断腸の思いと申しましたけども、政権にはご迷惑をおかけしたと思っております」

14日午後、報道陣の前に姿を現した、衆院愛知5区選出の神田憲次前財務副大臣。

神田憲次衆院議員(13日):
「大事な大事な国会にご迷惑をおかけすることになることを避けたいと思いましたので」

自身が代表を務める会社が繰り返し固定資産税を滞納し、2013年から22年にかけ、合わせて4回ビルを差し押さえられていた問題が発覚。

税を司る財務省の副大臣が税金を滞納していたという前代未聞の事態に批判が集中し、13日、財務副大臣を事実上更迭されました。

14日、自民党の会合に姿を見せた神田議員は、萩生田政調会長に神妙に頭を下げたかと思うと、同僚議員と談笑する様子も見られました。

その後、取材に応じた神田議員は…。

神田憲次衆院議員:
「税金を所管する官庁の副大臣として資質に欠けるという批判を真摯に受け止めまして、職を辞することにしました。今後は引き続き反省の上に立って、一議員の立場から国家のために一生懸命精進してまいる所存でございます」

Q.議員辞職の考えはない?

神田憲次衆院議員:
「考えておりません」

神田議員は「議員辞職は考えていない」と明言し、地元の有権者などに説明する意向を示しました。