流木を取り除く作業中に…ダム湖の排水口に引き込まれ男性作業員が行方不明【新潟・三条市】

新潟県三条市でダム湖の流木を取り除く作業をしていた50歳の男性作業員が排水口に引き込まれ、行方不明になっています。

【リポート】
「水の出ている部分に無人のボートがあるのが確認できます。わきにはパトカーもあり、警察官の姿も見えます」

行方が分からなくなっているのは、新潟市秋葉区の会社員・伊庭健之さん(50)です。

11月14日午前8時半すぎ、三条市の大谷ダムでボートが流され、50代の男性作業員1人が排水口に流されたと一緒に作業をしていた作業員から警察に通報がありました。

このダムでは、県からの依頼を受け、伊庭さんなど9人でダム湖の土砂を取り除く作業を行っていました。

警察によりますと、伊庭さんはライフジャケットを着用していたものの、ボートが流されそうになったため、ライフジャケットを脱いで水中に飛び込みましたが、排水口に引き込まれたということです。

伊庭さんが乗っていたボートは排水口から約480mの地点で見つかりましたが、14日の捜索で伊庭さんは見つかりませんでした。

警察は、15日もヘリなどで伊庭さんを捜索する予定です。