「ジャパンモビリティショー2023」(10/26~11/5、東京ビッグサイト)を取材した自動車部所属のクルマ好き学生ライターが目を輝かせたのは、意外にもクルマではなく巨大ロボットでした! そもそも、なぜクルマの祭典に巨大ロボットが降臨したのか……。話を聞いてみてもらいました。
○なぜロボットがモビリティショーへ?
ツバメインダストリから登場した搭乗操縦型ロボット「アーカックス」は、スーパーカーを超える(?)ハイパーカーの一種として展示してありました。スーパーカー協会の展示スペースの一画を借りていたそうです。
海外も含めたBtoCでの一般販売もすでに始まっており、実際に走行することができる点を魅力としてアピールしています。販売されてはいるものの、こちらの搭乗操縦型ロボットは法律のカテゴリーに当てはまらないため、公道で走ることはできません。私有地であれば、運転することが可能です。
いきなり運転するには技術的なハードルが高そうですが、手厚いサポートも用意されています。購入後はツバメインダストリのスタッフと一緒にトレーニングを行い、ロボットに慣れることができます。ニュータイプではない大多数の人も、これなら安心ですね……!
○アーカックスが生まれた理由
アーカックスは、SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦するという、多くの人が憧れた夢の体験を世界に発信すべく誕生しました。小さなころからロボットアニメに触れてきた40~50代が、夢のマシンとしてアーカックスを購入するというケースも想定できますね! 『創生のアクエリオン』や『マクロス』シリーズの監督である河森正治氏とのコラボモデル販売も決定しています。
見るからにエンタテインメント要素の強そうなアーカックスですが、多目的に使用できることから災害対応などのニーズもあるとのこと。実用化に向けて現在も動いています。
ロボットアニメで憧れていた世界を少しでも覗くことができて感動しました! 災害現場での活躍も期待されるとのことですから、ぜひとも実現してほしいと思います。こんなカッコいいロボットと現実世界で出会える未来を想像すると、今からワクワクしてしまいます!