違法な客引きをした疑いで、名古屋市中区のホストクラブの経営者らが逮捕されました。店からは女性客の扱い方について書かれたマニュアルや、収入源が書かれたリストなどが押収されていました。<営業マニュアル>「めちゃくちゃ褒めて、こんな面白いなら、毎日来る」
15日、愛知県警中署が公開したのは、ホストクラブから押収された「営業マニュアル」。女性客を表す“姫”の扱い方が細かく指示されています。
逮捕されたのは、名古屋市中区栄4丁目にあるホストクラブ「ブレイクスルー」の経営者・高橋雄己容疑者(36)とホストの男2人。
今年2月、店の近くの路上で内偵捜査をしていた女性警察官2人に声をかけ、違法な客引きをした疑いが持たれています。 そのホストクラブから押収されたのはマニュアルだけではなく、押収した資料の中には、女性客の収入源などが書かれたリストがありました。
「目標売上25万円」と書かれた紙には、ホストが担当していたとみられる女性客がリスト化され、いわゆるパパ活を示す「パパ」や「風俗」など、女性客の収入源が書かれていました。
警察によりますと、このホストクラブは以前ツケ払いでホストと遊ぶ売掛金の支払いシステムを巡るトラブルの相談があり、ある女性客は店のホストから「パパ活や援助交際をやって稼げば、もっといっぱい遊べる」と言われていたたということです。
警察は認否を明らかにしていませんが、客との間で売掛金を巡るトラブルがあったとみて調べています。