玉川徹氏、大阪・関西万博の「中止」を提言…「いろんなことを考えてやめてもいいんじゃないか」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は15日、2025年4月開幕予定の大阪・関西万博にデンマークやフィンランドなど新たに9か国が参加すると表明した一方で財政事情などでメキシコ、エストニアが辞退することを報じた。
スタジオでは、会場建設費が誘致段階の試算では2018年で1250億円だったが今年10月には最大2350億円となっていることなどを伝えた。
さらに共同通信の世論調査で万博の開催に「不要だ」が68・6パーセント、「必要だ」が28・3パーセントだったことを紹介した。
コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、この世論調査を受けて「公共事業って1回始まると無駄だって分かっていてもやめられないっていうふうなことはよくあるんですけどね。ただ、やめた方が実は、けがが少ないっていうこともあるわけで、そういうふうなことを踏まえて世論調査、そういう結果なんだと思うんです」とコメントした。
さらに1996年に東京都の青島幸男知事が台場で開催が予定されていた「世界都市博覧会」を中止したことを引き合いに出し「あれは地方博の扱いになるんですけど、やっぱりやめて、(開催時の)かかる費用より少なくすんでいる」と指摘した。
その上で都市博が「お台場の開発みたいなことが絡んでいたんですけど」とし万博について「これもIR(統合型リゾート)が絡んでいるわけでしょ?だからIRだとお金がかかっちゃうけど、これで基盤整備すればみたいなところもきっとあるのかなと思うので」とし「そういうことも踏まえいろんなことを考えて、やめてもいいんじゃないか、と。むしろ、やめたら正確にどれだけお金がかかるのかを知りたい」とコメントしていた。