若手研修医の男が看護学生を殺害し自殺 凶暴性が原因で同棲解消され激怒か

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人命を救い、患者に心身を健やかに保てるよう導く医師たち。しかしアメリカの医師が殺人事件を起こし、波紋を広げている。『DETROIT NEWS』『NEW YORK POST』などが報じている。

10月13日の午前0時過ぎ、イリノイ州のラ・サールという町のガソリンスタンドで、看護学生のジーナ・ニコール・ブライアントさん(25)が射殺される事件が起きた。
殺害したとみられるのは、ジャスティン・ウェンドリング容疑者。グランド・ブラン区にあるアセンション・ジェネシーズ病院に研修医として勤務する、26歳の若手医師だった。

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ジーナさんは非常に優秀な成績で高校を卒業し、医療助手として働きながらミシガン大学フリント校で学んでいた。
しかし10月12日に、休み時間が終わってもジーナさんが戻らず、職場の同僚の携帯電話に助けを求めるようなメッセージが届いた。同僚が警察に通報し、ジーナさんが何らかの事件に巻き込まれた可能性があると告げたという。

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じつはジーナさんとウェンドリング容疑者は1年ほど前から交際し、グラン・ブラン区のアパートで同棲していた。しかし容疑者は凶暴な性格で、9月下旬にはアパートから追い出され、腹を立てていたことがわかっている。
容疑者は12日、ジーナさんが昼休みに自宅に戻ったところに現れ、自分の車に乗せて誘拐。13日の午前0時ごろ、ガソリンスタンドでジーナさんの頭を撃ち、殺害する様子が防犯カメラに収められていた。
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さらに日付が14日に変わると、ウェンドリング容疑者は実家の両親に電話して「人を殺してしまった」と告白している。
容疑者はその後、アイオワ州ベッテンドーフを車で走っていたところで、ジーナさん失踪について捜査していた警察に呼び止められた。車に警察官が近づくと、自らの拳銃で自殺を図ったという。

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ジーナさんの親友であるシャーロット・ジョリーさんは、「暴力の末に命まで奪われた親友。今、私は言葉で言い表せないほどの悲しさやと喪失感と闘っています」などとFacebookに綴っている。
世間からは「そんな野蛮な人間が医師の道を目指すなど、人命尊重の倫理的な教育はしっかりと行われていたのか」といった声が上がるなど、この事件は世間に大きな波紋を広げているようだ。