三重県が発注した水道工事の入札を巡り、県職員ら3人が逮捕された贈収賄事件で、工事を落札した土木会社が技術提案の項目で高い評価を得ていたことが分かりました。
水道工事を巡り県職員ら3人が逮捕された贈収賄事件 落札した業…の画像はこちら >>
15日、受託収賄の疑いで逮捕されたのは三重県の元・職員、小野弘春容疑者(60)と三重県伊勢農林水産事務所の課長、酒德和也容疑者(57)です。
新井容疑者(新陽工業ホームページより)
警察によりますと2人は2021年7月ごろ、県が発注した水道工事の入札を巡り、資料作成の助言をする見返りに土木会社「新陽工業」の社長、新井政智容疑者(45)から現金を受け取る約束をした疑いが持たれています。
CBC
入札は価格のほかに技術提案などが評価される「総合評価方式」で、三重県企業庁によりますと工事を落札した「新陽工業」は、技術提案の項目で60点満点中50点を獲得し、別の1社と並んで1位の評価を得ていたということです。