工作やちょっとしたものを修理している時に、手に付いてしまった瞬間接着剤。
手の指はカサカサするし、無理にはがすと指が傷付くし、早めになんとかしたいものですよね。
そんな時は、瞬間接着剤『アロンアルフア』でおなじみの東亞合成株式会社(以下、東亞合成)がウェブサイトに載せている『指についた瞬間接着剤の落とし方』を参考にしてみてください。
筆者は東亞合成が紹介する中から、『除光液を使った方法』と『お湯でもんで皮膚をふやかす方法』という2つの方法を試してみました。
指に付いた『アロンアルフア』などの瞬間接着剤をきれいに落とすためには、『アロンアルフアはがし隊』など専用のリムーバーを使うのがもっともおすすめとのこと。
しかし、家にない場合はリムーバーの主成分であるアセトンによって瞬間接着剤を分解して、溶かすことができるそうです。
アセトンが入っているものといえば、マニキュアなどを落とす除光液。ネイルを楽しむ人なら常備していることも多いでしょう。
早速、コットンやティッシュに除光液を染み込ませ、指に付いた部分に優しく揉み込んでいきましょう。
除光液が付くと、瞬間接着剤が付着したカサカサの指が少しヌルヌルしてきます。
これは指から瞬間接着剤の成分が溶け出したという合図。溶けてきたら、接着剤を布やティッシュできれいに拭き取ってくださいね。
ちなみに、筆者の家にはノンアセトンの除光液もありました。東亞合成のウェブサイトには、このような記載があったので注意しましょう。
なお、アロンアルフア はがし隊がない場合は、マニキュアなどを落とす除光液でも代用できることがあります。ただし、アセトンを含まないアセトンフリーの除光液では、十分な効果は望めません。
東亞合成株式会社 ーより引用
指に付いた瞬間接着剤に除光液を使う際は、アセトンを含んでいるか否かをチェックしてみるといいですね。
次にやってみたのは、『お湯でもんで皮膚をふやかす方法』。指に付いた瞬間接着剤は、40℃くらいのお湯に指を入れて、もむことでも剥がれるそうです。
実際に指同士をこすり合わせると、徐々に指のざらざらが弱まってきました。
瞬間接着剤がお湯で落ちる理由について、東亞合成のウェブサイトでは以下のように説明しています。
なお、お湯で瞬間接着剤が落ちるのは、肌の表面がふやけ、接着剤が付着した部分が皮膚ごとはがれているからです。瞬間接着剤が水に溶けているわけではありません。
東亞合成株式会社 ーより引用
また、指に瞬間接着剤が付きにくくするための方法として、以下のコツを紹介していました。手軽にできそうなので、覚えておくといいかもしれませんね!
指に瞬間接着剤がつくのを避けたいなら、接着剤を使う前にハンドクリームやワセリンを軽く塗るのもおすすめです。手をコーティングしておくことで、接着剤による影響を抑えることができます。ただし、接着面にクリームがつくと、油分で接着しにくくなるので注意してください。
東亞合成株式会社 ーより引用
工作や何かを修理する時は、手のケアも含めハンドクリームなどを手元に常備しておくのを覚えておくといいでしょう。
指にくっ付くことを気にせずに、瞬間接着剤をもっと手軽に使えると思いますよ!
[文/キジカク・構成/grape編集部]