【比較レポ】ユニクロ2023年「最新ダウン」着比べてわかった暖かさ&軽さ&素材の違いとは? – 新作「パウダーソフトダウン」がふわもちすぎる~

急激に寒くなり、冬の兆しを感じるようになった今日この頃。これからの時期に必須となるのがアウターですよね。ユニクロでは、機能性の高いファッショナブルなダウンが今年も続々と登場しています。今回ユニクロのプレスルームにお邪魔して、現在販売中のアイテムから筆者が気になるアイテムを5つピックアップ。暖かさや着心地、機能性を比較しました。
○素材で比較!暖かさと軽さどちらで選ぶ?

暖かさ、軽さ、高見えなど、欲しい機能のものがコスパ良く手に入るユニクロですが、今シーズンもさまざまなデザインや素材のアウターが登場しています。暖かさ重視で選ぶならダウンは1つは欲しいところ。まずは選ぶ際のポイントの一つである、中綿とダウンの違いから解説します。

ユニクロでは、パフテックと呼ばれる“中綿”と“ダウン”を使用している2種類の防寒に優れたアウターが店頭に並んでいます。パフテックは、ユニクロと東レが共同開発した暖かくて軽い独自の中綿で、手洗いができることが特徴。一方でダウンの中でもユニクロの代表作であるウルトラライトダウンは、フィルパワー750+の天然羽毛プレミアムダウンを使用し、軽さも持ち合わせながらも本格的な暖かさを実現していることが特徴です。

着心地や暖かさを知るために、薄手で着丈の短い「パフテックキルティングジャケット」と「ウルトラライトダウンジャケット」の似たようなデザインを着比べてみました。
○「パフテックキルティングジャケット」

暖かくて軽い機能性中綿を使用した「パフテックキルティングジャケット」(4,990円)は、あたたかみのあるキルトデザインが特徴のジャケット。襟ぐりを内側に折り込めばVネックのアウターにも合わせやすいので、ジャケットとしてだけでなく、インナーにも使用できます。

早速羽織ってみると、率直な感想はとにかく軽い! 薄手でかさばらず動きやすいのにじんわりと体を暖めてくれるのを着た瞬間に感じました。

羽織やアウターの中に着込むのも良いですが、撥水加工や手洗いができるので、個人的には在宅ワーク中や家事の時など、おうち用に一着持っておきたくなる着心地と暖かさでした。なおパフテックのシリーズは、ベストやブルゾン、オーバーサイズコートなども展開しています。
○「ウルトラライトダウンジャケット」

続いて「ウルトラライトダウンジャケット」(6,990円)を着てみると、やはり軽い。着心地でいうとダウンということもあり「パフテックキルティングジャケット」よりもふかふかとした印象です。薄めでコンパクトな印象ので一見ダウンの量が少ないように感じましたが、申し分ないほどに体を暖めてくれます。

ファスナーを閉めれば首元までしっかりと覆われるので、冷たい風が入り込むことも防ぎ、暖かさをキープしてくれそう。「ウルトラライトダウンジャケット」の方がより暖かさを感じられたので、身軽で外出したい時や、防寒対策をしっかりとしたいときに持っておきたい一着でした。

「パフテックキルティングジャケット」と「ウルトラライトダウンジャケット」は、どちらもポケッタブル仕様なので持ち歩きにも便利。日常生活だけでなく、旅行やアウトドアシーンまでカバーしてくれる優れものです。

○1枚で着るならコレ!おすすめダウン3選

ここからは現在ユニクロで発売されているダウンの中から筆者が着比べて、特に「欲しい!」と思ったアイテムを3つ紹介します。

○「パウダーソフトダウンジャケット」

モコモコとした見た目に、一体どんな着心地なのかとにかく気になった「パウダーソフトダウンジャケット」(9,990円、11月22日まで期間限定価格7,990円) 。東レの特殊技術「NANODESIGN」を使用し、やわらかくもっちりとした表地にたっぷりとダウンを詰め、まるで“雲に包み込まれるような着心地”を叶えた2023年秋冬の新作です。

フィルパワー750のプレミアムダウンを使用していることから軽くて暖かく、さらに静電気防止機能付きの裏地や、小雨程度の水をはじく撥水加工なども施した、高機能なジャケットとなっています。

ファスナーを閉めずに着用できるドットボタン付きで、さらに裾にストッパーを絞ることでより丸みのあるシルエットになるなど、様々な着こなしを楽しめるのもポイントです。
○「シームレスダウンパーカ」

より暖かさを求めるなら「シームレスダウンパーカ」(12,900円)がおすすめ。「シームレスダウンパーカ」は、名前の通り脇、袖下、肩、フード以外は縫い目がなく、防風シートが入っているため防風・耐久撥水機能に優れた暖かな一着です。

ボリュームのある見た目なので「ダウンを着ている感」はありますが、こちらもフィルパワー750のプレミアムダウンを使用しているからか、着心地は軽い印象。腰回りが隠れる着丈やフィット感の調整ができるフード内側のアジャスターで、しっかりと体を暖めてくれます。
○「ハイブリッドダウンコート」

最後に紹介するのが、今までの中で一番暖かさを感じた「ハイブリッドダウンコート」(12,900円)。腕まわりや裾など動きが多い部分には吸湿発熱中綿を、しっかり暖めたいボディの部分にはフィルパワー750以上のプレミアムダウンを使い分け、動きやすさと暖かさを兼ね備えたコートです。

ノンキルトのすっきりとしたデザインのうえ、フードやフェイクファーが取り外せる3WAY仕様なので、カジュアルからオフィスまで様々な場面での着こなしができそう。ダウンはカジュアルだからシーンを選ぶ……という印象がちょっと変わりそうです。

着てみると他のダウンよりもずっしりとした重みはありますが、腰まですっぽりと覆う着丈なので群を抜いた暖かさ! 本格的に寒くなる冬本番には大活躍すること間違いなしのアイテムでした。

今回紹介したアイテムは全て1万5,000円以下で購入できるもの。軽くて暖かい機能性はしっかりありつつ、様々なデザインのダウンが今年も揃います。今年は暖冬予想とも言われていますが、これから始まる冬を快適に過ごすために、相棒となる一着を店舗で見つけてみてくださいね。

吉川夏澄 よしかわかすみ アパレル、スポーツジムのインストラクターをなどを経験し、現在はOLライターとしても活動中。ファッションをはじめ、コスメ、スキューバダイビング、美食、辛いもの……など幅広い興味を記事として投稿中。 instagram : kassunne67 この著者の記事一覧はこちら