行方不明になったハイカーの遺体が発見 衰弱した愛犬がそばから離れず

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アメリカ・コロラド州で今年の夏、ハイキングに出かけると言ったまま行方不明になっていた男性が、ある山の中で遺体で発見された。そばには愛犬がずっと付き添っていたという。地元メディアの『9 News』や『PEOPLE』が伝えた。

アメリカ・コロラド州は、全域にわたり標高が3,300フィート(1,000メートル) 以上だという。そんな同州の南部に位置するアーシュレタ郡のサンファン国有林にあり、ブラックヘッド・ピークという山の登山道から離れた場所で、このほど男性の遺体が発見された。
アーシュレタ郡保安官事務所はその男性の身元について、パゴサ・スプリングスから訪れていたリッチ・ムーアさん(71)であることを発表している。

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ムーアさんの家族によると、彼は今年8月に「フィニー」という白いジャック・ラッセル・テリアの愛犬を連れて、ブラックヘッド・ピークに入った。
しかし途中から連絡が途絶え、行方不明になっていると判断した家族が、8月19日に捜索願を提出。そこから捜索が続いていたが、発見には至っていなかった。

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同保安官事務所によると、10月30日にリオ・ブランコ郡の狩猟会の会員から、人の遺体らしきものがあるという通報が寄せられた。
31日にタオス・サーチ・アンド・レスキュー(略称:TSAR)がヘリコプターで出動し、現場から遺体を回収するとともに、そばにいた犬を保護した。
犬は衰弱しているため動物病院で手当てを受け、その後にムーアさんの家族に引き取られた。

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アーシュレタ郡保安官事務所は、ムーアさんの捜索が非常に難航していたことを説明。捜索救助犬を連れたTSAR隊は、西側からの登山道と界隈を捜索するのに、すでに2,000時間近く費やしていた。
遺体は山頂から東に4.8キロほど離れた地点で発見されたが、その界隈はあまりにも道が険しかった。ムーアさんの死因はまだ特定されていないが、事件性を疑う要素はないという。