保育所職員が子供らに叩き合いをさせ逮捕 証拠映像が「スポーツ…の画像はこちら >>
まだ幼い子供たちに、「お友達に暴力を振るえ」などと指導。その様子を眺めていた職員2名が逮捕されたことを、『WLTX』『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
アメリカ・サウスカロライナ州ニューベリー郡にある保育所に通う子供が、意外な話をして保護者を驚かせた。「先生たちに、お友達を殴るよう指導された」などと言い出したのだ。
この件で連絡を受けた保育所側は、さっそく関係者に話を聞いて職員の女2名(56、27)を解雇し、保安官事務所に通報した。
その後の調べで、女らは規則に従うよう仕向ける手段などとして、「他の子を叩け」「押せ」「殴れ」などと指示していたことが判明。少なくとも14名の子供たちが被害を受けていたことを突きとめた保安官事務所は、女らの逮捕に踏み切った。
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施設内に設置してある監視カメラの映像を入念にチェックした保安官事務所は、「叩き合いに参加するよう子供たちにけしかけていたんです」と女たちについてコメントした。
また「あたかもスポーツイベントのように、(叩き合う子供たちを)眺めていました」「行き過ぎた罰を与える保育所の職員は過去にもいましたが、これほどひどいケースはありませんでした」とも話している。
当局によると、保育所は同事件には一切関与していないという。指導ガイドラインなどがあるかについては、伝えられなかった。
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保育所など子供たちが集う場所が、事件現場になるケースが後を絶たない。2016年にはアメリカ・ミズーリ州の保育所でも、職員の女2名が子供たちに喧嘩するようけしかけていたことが判明した。
たまたま被害を受けた子供の兄が、「指導」の様子をiPadで撮影し動画を母親に送信。それがきっかけで事情を聞かれた職員は、「子供たちが退屈していた」「ストレス発散にぴったりの運動になると思った」などと釈明したが、やはり解雇と逮捕は免れなかった。