中高年の恋愛トラブルが殺人事件へ発展 無関係の男性が死亡し70代男が逮捕に

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元恋人への未練を断ち切ることができず、一緒にいた60代男性をメッタ刺しに。凶行に及んだ70代の男について、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。

アメリカ・ニューヨーク州で暮らすシルヴェスター・ハリスという男(71)が、元交際相手の女性(49)にたびたび接近して嫌がらせを繰り返した。
最初に事件が起こったのは7月24日で、女性の顔面を殴るなどしたことからハリスには保護命令が下された。
しかし、その翌週には再び女性が暮らすアパートに出没。またしても顔面を拳や金属製品で殴りつけた疑いで逮捕され、ほどなくして釈放された。

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二度も保護命令が下されたにも関わらず、ハリスは10月25日に女性のアパートをまたしても訪ねた。出てきた女性と男友達のジェイムズ・キグリーさん(60)を拳やバールで殴りつけ、所持していた刃物でメッタ刺しにした。
これにより女性は重傷を負い、キグリーさんは死亡。男の凶行について複数メディアが詳しく伝え、「紙切れ(保護命令)だけでは犯行を阻止することはできなかった」と報道している。

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女性は病院で一部メディアの取材に応じ、「痛いです」「でも私は大丈夫」と気丈にコメントしたが、両目の周りには黒いあざができていた。
また女性に寄り添うケースワーカーは、ハリスの犯行動機について「嫉妬です」と断言。しかし殺害されたキグリーさんは女性の新恋人ではなかったといい、「隣人なんですよ」「何年も前から友人付き合いをしていたんです」と説明している。

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過去にも、高齢者が嫉妬によって事件を起こしている。2005年にはアメリカ・ジョージア州で暮らしていた女(当時78)が、85歳の男性を銃殺。駆けつけた警察官らを見てもまったくひるまず、「あたしがやったんだよ」「(必要があれば)もう一度同じことをしてやる」などとわめいて取り押さえられた。
このとき女は男性の浮気を疑い逆上したのだというが、実際には男性が別の女性に走った事実はなく「昼寝をしていただけだった」と報じられた。