「安全運転」呼びかけた警察長が追突事故被害 会見後の赤信号待ち中に…

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アメリカ・ウィスコンシン州の交差点で、赤信号待ちの車が追突され、乗っていた警察長と警察官の2人が病院に搬送された。『Washington Post』『NBC News』などが報じた。

6日朝、同州ミルウォーキーの市長と警察長らが集まり、合同で記者会見を開いた。
同市では無謀運転による死亡事故が多発していたため、市のトップが集まり、無謀運転の厳罰化の話し合いが行われた。
結果、警察などの法執行機関によって、無謀運転者の車の差し押さえを可能とする改正法が施行されたという。

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その後の記者会見で警察長は、「規則を守り、安全運転を心がけてください。警察署員も(無謀運転に)対応していきますが、我々だけでできることではなく、皆様の協力が必要です」と呼びかけた。
ところが記者会見の帰り道、警察長を乗せた公用車が交差点に差し掛かかり、赤信号で停止すると、後ろからダンプカーが衝突してきた。ダンプカーは減速を怠ったうえ、車線変更をしようとして追突したという。

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事故により、公用車の後部は大きく凹み、車内にいた警察長と警察官(56)が首などにケガを負った。2人はすぐに病院に搬送され、命に別状はないようだ。
このケガで、警察長は仕事を1週間休む羽目になったが、現在は職場に復帰している。まだ痛みは残るものの、日に日に回復しているという。
なお、加害者のダンプカー運転手は捜査に協力的だったこともあって、逮捕されたとの情報はない。

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警察長の交通事故のニュースが報道されると、ネット上では「警察長が自ら体を張って、危険を伝えるデモンストレーション」「絶妙なタイミングの事故。大々的に報道されたし。しばらく事故は減りそう」と言った声があがった。
他にも「無謀運転の線引きがよくわからない」「警察側が急ブレーキ踏んだのでは? 追突されないような運転をしないと」「車を差し押さえるだけでは厳罰化ではない。効果はなさそう」などと、疑問の声も出ている。