ゴミ処理施設の事故で男性死亡 遺族が長岡市と当時勤務していた会社を提訴【新潟】

去年11月、新潟県長岡市が管理するゴミ処理施設鳥越クリーンセンターで、倒れてきたゴミピットの扉の下敷きになり、長岡市の会社員・阿部和紘さんが死亡しました。

この事故から11月25日で1年…

20日、遺族が長岡市と阿部さんが当時勤務していた会社を相手取り、新潟地方裁判所に提訴しました。

起訴状では、扉の老朽化が明らかだったにも関わらず、必要な対策を講じていなかったなどとして、約1億円の損害賠償を求めています。

【阿部さんの遺族】
「長岡市による施設の安全管理に対する認識不足と無責任さ、行政の不作為、合わせて職員の不法行為が招いたことによる結果であると結論に至った。一周忌を機に、民事訴訟を行った」

提訴を受け、長岡市の磯田達伸市長は「改めて心からお悔やみ申し上げます。訴状の内容を確認した上で対応したいと思います」とコメントしています。