11月20日、私人逮捕系YouTubeチャンネル「ガッツch」の中島蓮として活動していた今野蓮容疑者(30)らが覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。ガッツchは痴漢や盗撮の撲滅のため、私人逮捕して警察に通報する様子をYouTubeに投稿し、26万人以上の登録者数を集めていた。
各メディアによると、今野容疑者らは今年8月、ネット掲示板でやりとりをしていた男性に対し、JR新宿駅・東口の路上に覚醒剤を持ってくるようそそのかした疑いが持たれているという。
「今野容疑者は男性と接触する現場に警察が駆けつけるように、事前に110番通報をしていたようです。男性が逮捕される現場を動画におさめるためにこうした“仕込み”をしたのです。男性は覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕・起訴されましたが、その後釈放されたとのことです」(社会部記者)
同じく“私人逮捕”の動画を投稿していたYouTuberの煉獄コロアキこと杉田一明容疑者(40)も最近逮捕されたばかりだ。
「杉田容疑者は9月、東京の帝国劇場近くにいた女性に対し、パパ活やチケットの不正転売の疑いをかける言動をし、その様子を撮影。モザイク加工などをせずにYouTubeに投稿したといいます。しかし女性にはパパ活や不正転売の事実はなかったといい、動画を削除するよう警視庁に相談。その結果、杉田容疑者が名誉棄損の疑いで11月に逮捕されました」(前出・社会部記者)
相次ぐ、私人逮捕系YouTuberの逮捕。前出の社会部記者はため息混じりに言う。
「10月末に埼玉県・蕨市で起きた拳銃立てこもり事件の際、杉田容疑者は現場付近を訪れ情報収集をしている様子をリアルタイムでSNSに発信していましたが、人命のかかわる事件だけに、杉田容疑者の行動には批判が集まっていました。今回逮捕された今野容疑者も、痴漢や盗撮をした人を追い掛け回したり、力ずくで捕まえたりする様子をたびたび投稿。今野容疑者が体を強くつかんだことでバランスを崩し、駅の階段を転がり落ちていった男性の動画もありました。
動画を話題にするためには手段を問わない彼らのやり方には、“やりすぎだ”とたびたび物議を醸していましたが、やり方を改める素振りは見せていませんでした。こうした強引な手法を突き通して“私人逮捕”を続けた結果、最終的に自分たちが逮捕されるというのは、その手法に無理があったと言わざるを得ません」
相次ぐ私人逮捕系YouTuberの逮捕。SNS上でも“自業自得だ”という声があがっている。
《犯罪撲滅とか言って犯罪を起こしてる。所詮は金目当ての非常にくだらない最低コンテンツ。》《馬鹿すぎだろ。金儲けしか考えてない、偽善ですらない。そもそもまともな考えする人間かこんな事してないですね。》《何が正義の為の活動だよ、お前らが犯罪者じゃねえか!所詮、金目当ての奴等の最後はこんなもんよ》