【井上咲楽の本音】考えの古さが生む差別発言

2月に入り、まだまだ寒い日々が続いていますね。そんな中、一番驚いたのは首相秘書官だった荒井勝喜氏が差別発言によって更迭されたニュースです。同性婚制度を巡って「見るのも嫌。隣に住んでいるのもちょっと嫌。日本を捨てる人が出てくる」などと発言していましたが、絶対にあってはならないことですよね。
荒井氏の評判について、複数の関係者に話を聞くと「とてもまともな人で、あんな発言をするとは思えない」と口をそろえておっしゃっていましたが、あまりにも内容がひどかったなと思いました。性的少数者(LGBTQ)は私の周りにもいますし、性別という枠にとらわれない人は多い。荒井氏自身、考えが古いということに気づけなかったのは、世間を知らないということですよね。もっとフラットな目線を持つべきだったと感じました。
また、岸田文雄首相の長男で、昨年から首相秘書官を務める翔太郎氏もパリなどの外遊先で公用車を利用し、お土産を購入したことなどが問題視されましたよね。この一件に関しては本人が説明責任を果たすべきだと思います。それだけでなく、一部週刊誌では地元・広島での私生活などが報じられており、政治に関わる人間としてもっと自覚を持つべきだと感じました。政策面ではないところで、政権がダメージを受けるのは、岸田氏も絶対に避けたいはずです!
学校の卒業式では、ようやくノーマスクが可能になりますが、入学してからずっとマスク生活に慣れているだけに、マスクを外すことをためらう生徒さんもいるような気がします。大人でも飲食をする時に、口元を隠している姿をよく見かけるので、小学生とかだと容姿をからかわれたりするのを恐れる子もいるのではないでしょうか。
3月になれば、統一地方選挙の構図も明確になると思うので、広島、徳島、奈良など動きを注視していきたいです。(タレント・井上咲楽)