大麻の有害成分に似た合成化合物を含有するとされる、いわゆる「大麻グミ」を食べた人が相次いで体調不良を訴えている問題で、九州厚生局沖縄麻薬取締支所と沖縄県は21日午後5時ごろ、那覇市国際通りに面した販売店舗に対し、合同で医薬品医療機器法に基づく立ち入り検査に入った。 問題となっている合成化合物はHHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)。大麻の有害成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)と似た化学構造で、健康被害や幻覚、記憶障害を生じさせる恐れがあると言われている。 厚労省が20日、大麻グミなどを扱う徳島市のセレクトショップ本社に対し、HHCHの表示がある商品の検査命令と安全が確認されるまでの販売等停止命令を出していた。国際通りの店舗は本社の直営店で、命令に従い販売を取りやめているかを確認する方針。 21日午後5時ごろ、沖縄麻取の捜査員らが足早に店舗内に入り、店のスタッフと話している様子が確認できた。通りを行き交う観光客らは足を止め、驚いた様子で見つめていた。【動画あり】「大麻グミ」巡り那覇市・国際通りの店に立ち入り検…の画像はこちら >>
立ち入り調査に入る九州厚生局沖縄麻薬取締支所の職員ら=21日午後5時ごろ、沖縄県那覇市の国際通り