高級車数台を傷つけ逮捕の女が呆れた釈明 「更年期障害のせい」に批判噴出

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停めてある立派な車に鍵で傷をつける現場を目撃されても、「私じゃないもん」などと否定した60代の女。このほどようやく判決が下されたことを、『Daily Mail Online』『New York Post』など海外メディアが伝えている。

イギリス・ケントで暮らす女(62)が、高級車を含む8台に傷をつけていたことが判明。「鍵で車に傷をつけましたね」「音が聞こえましたよ」と目撃者に責められても、「やっていないもん」としらばっくれていた。
複数メディアによると、女は2022年3月にセアト・タラッコなど3台に傷をつけたとのこと。その後にメルセデス・ベンツ、レンジローバーヴォーグなどにも大きな傷をつけた。

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歩道に停めてある車を狙い、横をただ歩くふりをしながら鍵で傷をつけていた女。担当弁護士は、犯行の動機について「更年期のような症状が出ていたから」などと説明した。
「車はすべて歩道に駐車されていたため、歩行者らの邪魔になっていたんです」「車をよけるために、歩行者はいったん道路に出なければなりませんでした」などとも話し、イライラの原因は車の持ち主にあったことを示唆した。

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10月25日に出廷した女に対し、裁判官は「今後3ヶ月は午後8時から午前6時のあいだは自宅から出ることを禁じる」と言い渡し、車の所有者らに修理費用を支払うよう命じた。
被害を受けた女性は一部メディアの取材に応じ、女から600ポンド(約11万1,198円)が支払われることになったと告白。「でもふざけていますよ、実際には修理に2,700ポンド必要なんですから」と述べ、悔しさをにじませた。
同女性は歩道に車を停めていた事実を認めているが、「でもね、2人乗りベビーカーや車椅子が通れるスペースはあったんです」と話している。

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更年期障害といえばホットフラッシュ、頭痛、倦怠感などを想像するが、情緒不安定やイライラなど精神的な症状も多い。感情のコントロールが難しくなる人もいると言われているが、女に同情する声は上がっていない。
また女が実刑を免れた点に、多くの人が激怒。「更年期障害のせいにするな」「刑務所に行かせるべき」「高級車の所有者に嫉妬していただけではないのか」といったコメントをインターネット上に多数書き込んでいる。