羽鳥慎一アナ、馳浩氏の機密費でIOC委員へ「贈答」発言に見解…「事実だとするとIOCの倫理規定に触れる可能性」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は23日、石川県の馳浩知事が東京五輪の招致活動に内閣官房報償費(機密費)を使ったと発言した問題を報じた。
馳氏は17日に東京都内の会合で講演し、東京五輪の招致活動で、開催都市決定の投票権を持つ105人の国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し、機密費を用いて一冊20万円のアルバムを作って渡したと発言。その後、「誤解を与えかねない不適切な発言であり、全面的に撤回する」と陳謝した。
しかし、22日に2013年4月1日付の馳氏のブログ記事に「15時20分、官邸へ。菅官房長官に、五輪招致本部の活動方針を報告し、ご理解いただく」「国際的なロビー活動」「ともだち作戦」「想い出アルバム作戦」…などと書かれていることが分かった。
馳氏は会見で「ブログに書いてあることは事実です」と認めた。
司会の羽鳥慎一アナウンサーは、馳氏がブログの内容を認めたことに「認めざるを得ないんだなと思います。書いてあります」とコメントした。さらにIOC委員へのアルバム贈答について「仮にこれが事実だとするとIOCの倫理規定に触れる可能性がある」と指摘した。
さらにこうした疑惑に「五輪に関して選手の頑張りよりも『また、何かあるんじゃないの?』というふうな気持ちが出てきてしまう」と指摘していた。