南野陽子、夫逮捕に「ショックです。悲しさ、怒り、情けなさ…いろいろな感情が」 横領疑い、被害額数千万円か

静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」の資金を着服したとして、夫が逮捕された女優・南野陽子(56)が22日、所属事務所を通じてコメントを発表した。
南野は「ショックです。何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろいろな感情が湧いています」と複雑な心境を吐露。逮捕に関し、詳細などは把握していないようで「どのような事が行われていたのか全くわかりませんが、夫にはきちんと向き合ってほしいと思います」と述べた。
また「夫から被害を受けたとされる社会福祉法人や施設の関係者の方々に心よりお詫(わ)び申し上げます。私がお仕事でお世話になっている関係各位の皆さま、ご迷惑ご心配をおかけして本当に申し訳ございません」と謝罪した。
所属事務所は、夫の逮捕を受け、離婚や芸能活動休止の可能性や、仕事のキャンセルなどが生じているかについて「現時点では、何もお答えできることはございません」と話すにとどめた。
南野の夫で団体職員の金田充史容疑者(52)は、同法人前理事長・迫丸卓哉容疑者(43)と共謀して、誠心会の口座から、1500万円を別会社の口座に送金し、横領したとして、業務上横領容疑で21日に逮捕されたが、事件を巡り、被害額が数千万円に上る疑いがあることが22日、捜査関係者への取材で分かった。静岡県警は同日、2人を送検した。
捜査関係者によると、ほかにも法人外への資金流出があったとみられ、2人が着服した疑いが持たれている。関係者によると、金田容疑者は誠心会の「会長」を名乗り、静岡市が実施した法人に対する特別監査にも立ち会っていた。
南野と金田容疑者は、2011年に結婚している。