今月21日、名古屋市中区新栄のマンションの一室で、この部屋に住む古物店店長の阿部光一さん(42)が、クローゼットの中で手首を縛られた状態で遺体で見つかった事件で、警察は24日、29歳の女を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、名古屋市北区会所町の無職、内田明日香(うちだ あすか)容疑者(29)です。警察によりますと、内田容疑者は、ことし9月末ごろから11月21日午後1時37分ごろまでの間に、阿部さんの部屋で、阿部さんの遺体を洋室のクローゼットの中に、毛布に包むなどして隠した、死体遺棄の疑いがもたれています。
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阿部さんの遺体は手首を縛られ、布のようなものでくるまれた上、衣服がかけられていました。また、その後の捜査関係者への取材で、遺体の頭部には、ビニール袋がかぶせられていたことがわかりました。
取材を基に作成
司法解剖の結果、死後1か月半から2か月が経過していましたが、警察によりますと、阿部さんの死後も生存を偽装する女の存在が浮上。容疑が固まったため、内田容疑者を24日に逮捕したということです。警察によりますと、内田容疑者は過去に阿部さんの店で働いていたとみられ、SNSなどを使って、阿部さんの生存を装っていたとみられるということです。警察は、内田容疑者の認否を明らかにしていません。