吉村洋文大阪府知事が御堂筋パレードのボランティア職員のジャンパー「メルカリに出品してもいい」

大阪府の吉村洋文知事は24日、前日に行われた阪神&オリックスの優勝記念の御堂筋パレードで、府・市のボランティア職員が着用したジャンパーなどがネットフリマなどで売却されている件について「参加者個人の所有物で自由。メルカリに出品してもいい」とトップとして見解を示した。
Vパレードでは約2500人が志願のボランティアで警備や案内役を務めた。両球団のリーグVロゴマークがプリントされた非売品のスタッフジャンパーと帽子は「支給品として条件提示した」という。
メルカリではセットで2万5000円の高値で売れたケースも。SNSなどでは「問題ない」「上乗せ転売を助長するのでは」など賛否あり、吉村知事も「いろいろな意見がある」としたが「記念として持っていてもいいし、メルカリに出品してもいいと思う。親しい友人へのプレゼントでも」と個人の自由だと強調。「なにが言いたいかというと、ボランティアとして自由な参加を促しているということ」とした。
阪神とオリックスはチーム力の強さから、来年以降も日本一を争い、パレードの毎年実施も可能性も高いが、ボランティア支給品に関して一定の姿勢を示した形に。
一方で、兵庫・神戸のパレードの公務員参加は業務だったが、大阪は支給品以外は無償とあって「ただ働き」との批判の声が多い。吉村知事は「特定企業のパレードなので、公金は投入できない」と改めて前置きしながら「経済効果は大きいので、個人的に僕は本来は公費をパレードに投入してもいいんじゃないかと思う。だが、弁護士や複数の法律家の意見では『違法な支出』という意見があり、(自分が)弁護士としてはそうと思う」と話していた。