冷蔵庫に入れていたマーガリンを取り出したら、なんだか表面が黄色くなっていた、という経験はありませんか。
マーガリンの品質が劣化して、食べられなくなったのではないか、と心配になった人も多いのではないでしょうか。
この理由はいったいなんなのでしょうか。
雪印メグミルク株式会社が、公式ホームページにて『マーガリン類の表面が黄色くなる理由』や『表面を黄色くならないようにする方法』などを解説しています。
雪印メグミルクによると、開封したマーガリン類の表面がだんだん黄色くなるのは、表面の乾燥によるものなのだそう。
マーガリン類には、着色料としてβ-カロテンが使われています。マーガリン類を使っているときにずっと空気に触れさせておくと、マーガリン類の表面から水分が蒸発し、乾燥してしまいます。そうなると、マーガリン類に含まれているβ-カロテンの色が濃くみえるのです。きちんと保存されているものであれば、風味にはほとんど影響はありませんので、そのまま安心してお召しあがりいただけます。
雪印メグミルクーより引用
マーガリン類の表面が黄色くなっても、風味にはほとんど影響はないとのこと。また、品質にも問題はないため、きちんと保存されているものであれば、安心して食べられます。
マーガリン類の表面を黄色く変色させないためには、乾燥から守ることがポイントです。なるべく空気に触れさせないようにするために、マーガリン類に付いている内ぶたや包み紙を、表面に密着させてから保存することが大切です。
内ぶたや包み紙がマーガリン類の表面を覆って、表面の水分が蒸発するのを防ぎます。また、容器や外箱をしっかりと閉めることも忘れないでください。
マーガリン類を開封した後は、賞味期限に関わらず早めに食べ終えるようにしましょう。目安としては、約1か月程度です。なかでも油脂含有量の少ないマーガリン類の場合は、開封後、約2週間程度で食べ終えることが推奨されています。
ただし、これらの期間は、あくまでも目安です。マーガリン類の見た目や、におい、味をよく確認してから、食べられるかどうかを判断してください。
マーガリン類を安全においしく食べるために、正しい方法で保存して、開封後は早めに食べ終えるようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]