高校敷地で職員を轢きかけた保護者が逮捕 「駐車場の出口が違う」の指摘にキレて

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職員に注意された保護者が本気で腹を立て、アクセル全開で車を突進し、轢こうとした疑いで逮捕された。しかし言い訳をしていることを、『FOX 35 Orlando』などアメリカのメディアが伝えている。

2日、アメリカ・フロリダ州で暮らす女(42)が、いつものように高校生の子供を車で学校に送り届けた。
女はそのまま車を駐車場から出そうとしたが、男性職員に「こちらはスクールバスの入口専用です」と言われ、気分を害した。
それでも素直に車をバックさせたため、職員は「出口から出てくれるようだ」と安堵。しかしスクールバスがそこを通り過ぎるなり、女はアクセルを全開にし、注意した職員に突進。猛スピードで轢こうとした。

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轢かれそうになった職員は驚き、近くにある木の茂みに飛び込み、間一髪で車をよけた。
そんな恐ろしい目に遭いながらも、職員は女の車からナンバープレートを取り、ただちに「保護者に轢かれそうになった」と通報したという。
捜査を開始した当局は、監視カメラの映像を確認。目撃者からも話を聞いたところ職員の話と一致したことから、女にも事情を聞くことにした。

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7日に保安官補らに事情を聞かれた女は、「入口から車を出すほうが好きなのよ」「出口にはスピードバン(駐車場内を走る車のスピードを減速させる構造物)があるんだもの」「車が傷んじゃうのよ」などと説明した。
なお職員を轢こうとしたかについては、「そのような事実はない」と述べ否定しているというが、逮捕は免れなかった。
この件について調べを進める保安官は、「学校敷地の送迎エリアでイライラすることもあるでしょう。ですが、生徒と教職員の安全確保に手を抜くことはできません」と断言している。
また「被害者に怪我がなかったことを嬉しく思います」「自分の子供にどのような例を示しているのか。逮捕された母親がしっかり考えてくれることを願っています」とも語った。