当面オペレーター同乗…岐阜市中心部で自動運転バス定期運行開始 5年後に特定条件下での完全自動運転目指す

市の中心部を走る自動運転バスの定期運行が、岐阜市で始まりました。

25日、岐阜市の複合施設・メディアコスモス前で出発式が行われ「GIFU HEART BUS」と書かれた赤い車両に、事前予約をした市民らが乗り込み出発しました。

自動運転バスはAI搭載のカメラやレーザーセンサーなどで交通状況を把握しながら発進や停止をします。

当面はオペレーターが同乗する「レベル2」で運行しますが、5年後に特定の条件下で完全自動運転となる「レベル4」での運行を目指すということです。

岐阜市はバスの運転手不足など公共交通の課題の解決のため、2019年度から自動運転バスの実証実験を段階的に進めていました。

バスの乗車定員は10人で、JR岐阜駅を発着し柳ケ瀬や市役所などを結ぶルートと、観光スポットの岐阜公園などを結ぶルートで、2028年3月31日まで定期運行されます。

乗車は無料ですが、LINE予約システムで乗車予約が必要ということです。