裸の写真を同級生に公開された男子学生がうつ病に 激怒の父親が被害届を提出

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「女子から裸の写真をねだられた」と信じ、送信してしまったせいで…。SNSで裸を公開された男子生徒の父親が、弁護士同伴で警察署に行くまでの経緯を、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。

7月、タイの学校に通う男子学生(15)の同級生男子3名が、悪質なイタズラを思いついた。女子生徒3名になりすましてSNSのアカウントを作成し、それを使って少年にメッセージを送信したのだ。
何も知らずすっかり舞い上がった男子学生は、「裸の写真を送ってほしいの」というリクエストに応じてしまった。

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男子学生の写真を見た同級生7名は、複数のSNSアカウントでそれらを公開。それを知ってショックを受けた男子学生はひどく落ち込み、大好きだった学校にも行けなくなった。
以前は明るく活動的だったのに、ふさぎ込んでいる男子学生。その様子を心配した父親が精神科に連れて行ったところ、うつ病を患っていることが明らかになった。
男子学生はその後に再び病院に行ったが、症状の改善はほぼみられない。苦しんでいる息子を支えるため、父親は今月中に辞職することを決意した。

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今月16日、父親は弁護士に付き添われてワントーンラーン警察署に被害届を提出。これまでの経緯を説明し、男子学生の同級生10名が加害者であると伝えた。
この件について公表した父親は、「被害届を出す気はなかったんです」「でも加害生徒らから謝罪がなかったので、こうするしかありませんでした」と説明した。
弁護士と父親は加害生徒10名の親と話し合い、父親は5万バーツ(約21万2,830円)を受け取ったというが、息子の苦しみを考えると「十分な額ではない」と判断したのだという。
一部メディアは加害生徒らの今後について、「実刑判決を受け、さらなる賠償金の支払いを命じられる可能性がある」と伝えている。