いつまで続く?「電気代の高騰」 燃料費も上昇して人気の観光スポットも困った!

終わりが見えません、高騰が続く電気代や燃料代。家計にも大きな負担となっていますが、東海地方の人気観光スポットなどにも大きな影響が出ています。
(名古屋市内で街頭インタビュー)「(Q:去年に比べて電気代は?)倍くらい、2万円が4万円に」「倍くらいに跳ね上がった、(月に)6万円くらい」「1.5倍くらい。(電気を)こまめに切るとか、電気代を抑えるようには頑張るんですけど。でも増えているので『なんで?』って思う」「もちろん光熱費もそうですけど、材料費なんかも全部上がっているから、すごく大変。値上がったら値下がることがない」「めちゃくちゃ痛手ですよ」
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一方、こちらでは…。
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(鳥羽水族館 企画広報室 中村文哉室長)「2021年は鳥羽水族館で電気代が1億円以上、年間でかかっていたが。2022年はさらに(電気代が)60%以上、上がった」
電気代が1年で60%上がったと話すのは、三重県鳥羽市の鳥羽水族館。
(鳥羽水族館 企画広報室 中村文哉室長)「水温調整で電気を使っている」
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飼育している生き物の種類は日本一。1200種類の魚たちに合わせた環境を作るために温度管理が必須です。
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(鳥羽水族館 企画広報室 中村文哉室長)「今の時期、外の海水は冷たいのですが、人気者のジュゴンが暮らしている水槽の中は非常に温かい海水が入っている。その海水の温度を調整するために重油や電気を非常に必要とするので、そのあたりが電気代にも響いてくる」

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鳥羽水族館では電気代や物価の高騰を受け、アシカに与えていたサンマをイワシに変更。セイウチに与えていたサケはニシンに変更するなど、安いエサに替えて対応してきましたが、これ以上の節約は難しいといいます。
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(鳥羽水族館 企画広報室 中村文哉室長)「現状では電気代の高騰が落ち着くのを待つしかない」
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また、お隣の三重県伊勢市。ハウスで栽培されているのは色とりどり4000株のスイートピーです。ハウスの温度を維持するために重油を使っています。
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(スイートメモリー 中川猛さん)「以前は(1リットル)80円だったが、ことしの請求書を見てみると111円」
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2020年3月と、ことし1月の請求書を比較すると、43万4300円だったのが66万円に。なんと20万円以上も増えています。
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(スイートメモリー 中川猛さん)「これだけ高騰してくると(出荷が)少なくてもいいから、暖房費を抑えるという形で温度を下げている。(温度を)下げて管理していたら、だいぶ(出荷が)遅れてしまった」
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燃料費が高すぎるため、ハウスの温度を下げて管理したところ、出荷が2週間ほど遅れたといいます。
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(スイートメモリー 中川猛さん)「先がちょっと…。重油代の支払いの段階になったら大変だろうなと思います」
出口の見えない燃料費の高騰。事業者は大きな苦境に立たされています。