伝説のフライト「ハドソン川の奇跡」担当機、米国で展示へ エンジンなしで川に着水…この機の現状は?

映画化もされましたね!
すべてのエンジンが停止し墜落寸前の状況のなか川へ不時着し全員生還を遂げた2009年のUSエアウェイズ1549便のアクシデントは、「ハドソン川の奇跡」として知られ、映画化もされました。アメリカ・ノースカロライナ州のサレンバーガー航空博物館では、この1549便の実機を展示予定です。
伝説のフライト「ハドソン川の奇跡」担当機、米国で展示へ エン…の画像はこちら >>「ハドソン川の奇跡」後のUSエアウェイズ1549便(画像:サレンバーガー航空博物館)。
USエアウェイズ1549便の担当機は、エアバスA320「N106US」。この便はニューヨーク・ラガーディア空港からシャーロットを経由しシアトルへ向かう予定でしたが、離陸直後にエンジンが2基とも停止。最終的に緊急着水を余儀なくされました。このとき機長を務めたサレンバーガー氏は、ひとりの犠牲者も出さなかったことから多くの表彰を受けるなど脚光を浴び、この博物館の名前の由来にもなっています。
サレンバーガー航空博物館はシャーロット ダグラス国際空港にあったカロライナ航空博物館をリニューアルオープンするもので、2024年夏季に開館が発表されています。
なお、同博物館によると、「ハドソン川の奇跡」展示には、復元処理が施された実機に加え、飲料カート、救命用具、手荷物といった、機内に残った乗客と乗組員の品物が含まれるほか、訪問者がフライトを擬似体験できる大型マルチメディアスクリーンを備えたプログラムも実施される予定とのことです。