マッチングアプリを仕方なく使っている人の割合は?

ナイルは、同社が運営する恋愛・婚活メディア「出会いコンパス」にて、マッチングアプリで知り合った相手と交際経験がある20~40代の男女673人を対象にアンケート調査を実施。調査期間は2023年11月14日~19日で、11月21日に「20~40代のマッチングアプリに対する偏見に関する調査レポート」を発表した。

マッチングアプリを利用したきっかけを聞くと、287人が「マッチングアプリを利用した友人の勧め」と答え全体の42.6%を占めた。また、「理想の相手を効率良く探したい」、「既存の交友関係の圏外で出会いたい」、「共通の趣味を持つ人と出会いたい」なども上位に選ばれていた。その他にも「芸能人の成功体験を知って興味が湧いた」、「家族・親族からの勧め」と回答した人もおり、友人以外の周囲の人からの勧めによって始める人も一定数いることがわかった。

マッチングアプリを利用していることに対する考えについての質問では、「現代の出会い方として当たり前だと思う」が38.5%と一番高い割合を占めた。一方で、それに次いで「本当は別の方法で出会いたいが、仕方なく」(30.3%)や「周りの人には知られたくない」(19.2%)という回答も見受けられ、半数近くがマッチングアプリを利用することに対し、ためらいを感じていたことがわかった。

マッチングアプリを使用していることを周囲に話したか聞くと、全体の78.8%が「話した」と回答した。

また、上記で「話した」と回答した529人に対し、誰に共有したか聞くと、最も多かったのが「親しい友人」で345人、続いて「仕事の同僚や先輩」が185人、「家族」が182人という結果に。

自分がマッチングアプリを利用していることを話した際に、どのような反応をされたか聞くと、「特に、何も言わなかった」と回答した人が最も多く全体の48.4%を占めた。また、「相手も利用していることを打ち明けてくれた」や「自分も使ってみたいと興味を示した」、「経緯を知りたがった」など興味を示している人の方が多く、否定的な意見を言われた人は2割程度という結果になった。

マッチングアプリを使っていることを周囲に話していないと回答した144人に対し、アプリがきっかけで交際を始めたことをどのように説明したのか尋ねると、「友人の紹介」、「インターネット・SNS」、「共通の趣味」という回答が上位を占めた。